乾燥スパイラルを断ち切るには?今日から始める乾燥肌対策

Skin Moisture Journal 03

Break the
Cycle.

乾燥スパイラルを
断ち切るには?
今日から始める乾燥肌対策

乾燥肌対策では、化粧水を重ねるだけでなく、水分・保湿成分・油分のバランスを整え、肌への刺激や生活習慣も見直すことが大切です。

自然光の中でうるおいのある健やかな肌を見せる女性

News Topics

この記事で分かること

乾燥スパイラルを断ち切るために意識したい、油分補給、肌への刺激を減らすケア、活性酸素対策、生活習慣、乾燥肌向け成分の選び方を解説します。

Three Ways
to Care.

乾燥対策のポイントは、3つあります。

乾燥肌では、バリア機能の低下、炎症、NMF(天然保湿因子)の減少が互いに影響し合い、乾燥を繰り返す「乾燥スパイラル」が起こっています。

そのため、化粧水で水分を与えるだけではなく、肌から水分が逃げにくい状態を支え、刺激や炎症のきっかけを減らす視点が必要です。

水分を逃がさないための油分補給、肌をすこやかに保つための低刺激なケア、炎症のきっかけとなる活性酸素を増やしすぎない生活習慣。この3つを組み合わせることが大切です。

01

Break
the Spiral.

乾燥スパイラルを断ち切る3つの視点

乾燥肌は単純に水分が足りない状態ではありません。乾燥を繰り返す悪循環へ多角的にアプローチすることが大切です。

01

SEAL IN MOISTURE

適度な油分を補う

水分を逃がしにくい状態を支える

化粧水などで水分を補った後、乳液やクリームなどで適度な油分を補います。

02

REDUCE IRRITATION

刺激を減らす

肌をすこやかに保つ

摩擦、熱すぎるお湯、過度な角質ケアなど、日常的な刺激を減らします。

03

DAILY BALANCE

生活習慣を整える

活性酸素を増やしすぎない

紫外線対策、睡眠、食事、室内環境などを見直します。

化粧水だけの場合と乳液やクリームで油分を補った場合の水分保持の違い

Water and Oil

水分だけでは、
乾燥を防げない。

「乾燥しているから化粧水をたくさんつける」。この方法だけでは、時間が経つと再び乾燥を感じることがあります。

これは、水分を与えることと、水分を保持することは別だからです。コップに水を入れても穴が開いていれば水が流れ出るように、バリア機能が低下した肌では、補った水分も外へ蒸発しやすくなります。

そのため、水分を補った後は、水分が逃げにくい状態を支えることが重要です。

水分・保湿成分・油分のバランスを示す図解

Seal in Moisture

油分は、
水分を守るフタのような役割。

皮脂が十分に分泌されている肌では、天然の皮脂膜が水分の蒸発を防いでいます。

しかし、加齢、洗いすぎ、空気の乾燥などによって皮脂が不足すると、水分は逃げやすくなります。乳液やクリームなどで適度な油分を補うことは、肌のうるおいを保つために重要です。

ただし、油分だけを補えばよいわけではありません。肌に必要なのは、水分・保湿成分・油分のバランスです。

03

Care
Without Friction.

炎症を繰り返さないために、
刺激を減らす。

炎症が続く肌ではBHの働きが低下し、NMFが作られにくくなることが報告されています。

つまり、炎症に関わる状態が続く限り、肌本来の保湿力も十分に発揮されにくい状態になります。

乾燥肌対策では、肌をすこやかな状態に保ち、刺激を繰り返さないようにすることも重要です。

以下のような行為は肌への刺激となり、炎症につながる原因の一つになることがあります。

  • 01紫外線を無防備に浴びる
  • 02肌を強くこする
  • 03熱すぎるお湯で洗う
  • 04頻繁にピーリングを行う
  • 05肌に合わない化粧品を使い続ける
肌への摩擦を避け、やさしく触れるスキンケアのイメージ
肌への摩擦を避け、やさしく触れることも乾燥対策の一つです。

Oxidative
Stress.

活性酸素も、
乾燥スパイラルの引き金になります。

活性酸素は、呼吸によって自然に作られる物質です。体内で必要な役割も担いますが、必要以上に増えると細胞へダメージを与えることがあります。

紫外線、睡眠不足、精神的ストレス、喫煙、偏った食生活などは、活性酸素が増える要因として挙げられます。

活性酸素が増えすぎると炎症のきっかけとなり、炎症、BH低下、NMF減少、乾燥という流れにつながる可能性があります。

活性酸素の増加から乾燥スパイラルへつながる流れ

01

生活・環境要因

紫外線、睡眠不足、ストレスなどが重なります。

02

活性酸素の増加

必要以上に増えると細胞への負担となります。

03

炎症のきっかけ

肌で炎症に関わる反応が起こりやすくなります。

04

NMF減少・乾燥

水分を抱え込む力が低下しやすくなります。

05

Daily
Skin Habits.

毎日の生活習慣も、
乾燥肌対策になります。

乾燥肌はスキンケアだけで決まるものではありません。肌を取り巻く環境や毎日の過ごし方も、肌のコンディションに関わります。

01

UV CARE

紫外線対策

紫外線は一年中降り注ぎます。曇りの日や冬も、生活環境に合わせて対策を続けることが大切です。

02

SLEEP

十分な睡眠

睡眠不足が続くと、肌のコンディションも乱れやすくなります。規則的な睡眠を意識します。

03

NUTRITION

バランスのよい食事

タンパク質、ビタミン、必須脂肪酸などを含む、多様な食品をバランスよく取り入れます。

Choose
by Role.

乾燥肌向け成分は、役割で選ぶ。

乾燥肌向けの化粧品には、水分を補う成分、油分を補う成分、肌を整える成分など、異なる役割を持つ成分が組み合わされています。

大切なのは、特定の成分名だけを見るのではなく、「何のために配合されているか」という役割から考えることです。すべてを一度に取り入れる必要はなく、肌状態や使用感に合わせて選びましょう。

乾燥肌向け成分を役割別に整理したイメージ

水溶性成分

例:グリセリン、PCA-Na、アミノ酸
角質層へ水分を補い、うるおいを保つ働きを支えます。

油溶性成分

例:スクワラン、ワセリン、シア脂
肌へ油分を補い、水分の蒸散を抑えて乾燥を防ぎます。

抗酸化成分

例:トコフェロール、ビタミンC誘導体
肌を整え、乾燥などの外的要因から肌を守るケアに用いられます。

抗炎症成分

例:グリチルリチン酸2K、アラントイン
肌荒れを防ぎ、肌をすこやかに保つために用いられます。

Support
Your Skin.

乾燥肌対策は、肌が本来持つ力を支えること。

乾燥肌は、水分不足だけが原因ではありません。NMFが十分に作られていること、バリア機能が保たれていること、炎症に関わる状態が長く続かないことが、肌のうるおいを維持するうえで重要です。

乾燥対策とは、水分を補うだけでなく、肌が本来持っている保湿システムを支えることでもあります。

  1. 01保湿成分で角質層へ水分を補う
  2. 02乳液やクリームで適度な油分を補う
  3. 03過度な角質ケアを控え、正常なターンオーバーサイクルを保つ
  4. 04摩擦や熱すぎるお湯などの刺激を避ける
  5. 05一年を通して紫外線対策を意識する
  6. 06睡眠・食事・室内環境を整える

水分・保湿成分・油分をバランスよく補い、肌への刺激と生活習慣を見直すことが、乾燥しにくいすこやかな肌を目指す第一歩です。

Frequently
Asked Questions.

よくある質問

乾燥肌には化粧水をたくさんつければよいですか?

化粧水で水分を補うことは大切ですが、それだけでは時間とともに水分が蒸発することがあります。肌状態に合わせて保湿成分や適度な油分も組み合わせましょう。

油分が多い化粧品ほど乾燥肌に向いていますか?

油分量が多ければ必ず適しているとは限りません。肌質や季節、使用感に合わせて、水分・保湿成分・油分のバランスを考えることが大切です。

乾燥肌ではピーリングを避けた方がよいですか?

頻繁な角質ケアは肌への刺激になる場合があります。使用頻度や肌状態を確認し、赤みや刺激を感じる場合は使用を控えてください。

乾燥肌にはどの成分を選べばよいですか?

PCAやアミノ酸などの水性保湿成分、セラミドなどのバリア機能を支える成分、スクワランなどの油性成分が選択肢になります。すべてを一度に使う必要はありません。

乾燥が強く、赤みやかゆみがある場合はどうすればよいですか?

強い赤み、かゆみ、痛み、ひび割れなどが続く場合は、化粧品だけで対処せず医療機関へ相談してください。

Healthy Skin,
Every Day.

肌の仕組みを知り、毎日の保湿を見直す。

乾燥肌を理解するためには、水分量だけでなく、角質層がうるおいを守る仕組みを知ることが大切です。肌状態に合わせた無理のないケアを続けましょう。

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